我が輩は猫でありまする

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違う。そこではない 我が輩は思い切り彼を見つめて「にゃ~お」と鳴いてやった。 「ここがいいのか?可愛い猫だ」 ダメだわかっていない。彼はさらにグリグリと我が輩を撫でた。 そしてふと空を見上げる。 「名前をつけなきゃな・・・・・じゃあ・・・・お前の名前は・・・・・・ソラだ」 彼は嬉しそうに言った ソラか・・・・・悪くない。 我が輩も同じように空を見上げる。 しばらく空を見上げた。 ふわりと風がふいた。 彼がゆっくり顔を下げると、我が輩を見て目を丸くした。
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