猫の目

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ユ:「ハーフかぁ?」 ユッキーの呟き。 菅:「それじゃ。一番後ろの。夢路の後ろの席だ」 先生が言った。 あいうえお順で座ってるわけで、小編生クラスで20人だ。 当然、や行の後ろは誰もいない。 颯爽と歩き、俺の後ろに座る時に一言。 キセ:「よろしくね」 夢:「どうも」 面白そうにこっちを見ながら、前の徹に話しかけるフィレンツェ。 本名は河合雄大。 どうでもいい解説だ。 若菜さんは、クスクス笑いを浮かべ、絵美に囁いている。 絵美はチラチラ見てるが特に表情は読めなかった。 絵美とはあれ以来、特段話すことも少なくなった。 むしろ距離ができた気がする。 思い出すだけでも、こっぱずかしい。
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