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    「いや、あの~ただ俺は――」     「それでは早速で申し訳ないのですが、参加に適性な方かどうか検査をさせていただきますので、こちらへお願いします」     …ふむ。この病院のやつらは人の話を聞かないらしい     そう思うものの、誘導される俺         俺もバカじゃん…       「突然で申し訳ないですねぇ、この情報は短期間での公開なんで早期に終了させなくてはいけないんですよ」     長ったらしい説明を、「はぁ…」と聞き流すように聞き終わるとすぐに検査とやらが始まった     「簡単に血液検査だけですのでご心配なく」     「わかりました」     注射器に俺の血が流れ込んでいく   嫌な色だ     気づくと医師が『もう一つの注射器』を俺の腕に差していた     「あの…これは?」     こんな時に眠くなってきた ヤバい、終わったら帰ってテレビ見ようと思ってたのに     「ご心配なく、体が楽になる薬ですから」     今、医師が不気味に笑った気がした     そして俺は眠りに落ちた
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