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「ただいま~」
警察の取り調べと病院での検査が終わった俺はやっと家に着くことができた。
(あんたの家大きいな)
「まあ、家が金持ちだしな」
「お帰りなさいませぇ❤❤❤❤ご主人様ぁ❤❤❤❤❤❤」
(なにこれ。従者がいるの~。かっこい~)
「ところでみ~ちゃん。あの子は?」
あの子とは俺が助けた少女である。
今はぼーっとしていて名前しかわかっていない。
「葵ちゃんなら元気ですよ~」
(このメイド可愛いな。なんてゆうかハヤ●のご●くのマ●アさんみたいだな)
「その例えやめろ」
「……?」
「何でもないよみ~ちゃん。クロいる?」
久しぶりの椅子に座る。相変わらずいい座り心地だ。
「黒井さ~ん。ご主人様がお呼びですよ~」
数分とたたずにクロがきた。相変わらず早いやつだ。
「すでに待機してましたから」
「ごめん。どうつっこんだらいいかわかんねぇ」
「主にお任せしますよ」
(ねぇねぇ。親は?)
「…………」
(死んだ?……ごめん)
「それより葵はどうなってるんだ?」
「体力もだいぶ回復してますからもう大丈夫です」
クロとみ~ちゃんにはちゃんと話してあるから少女をこの家で預かるのは了承済みだ。
親はすでに捕まっている。天族の方はお気の毒だが。
俺は眠くなったから寝ることにした。
雫がうるさかった。
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