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「ははは。一目惚れってそこまで特殊な趣味はしてないよ」
敢えて胸をみるように言う。
ちょっとした皮肉を言えば性格が掴めるはずだ。
しかしそれは予想を上回る結果になり、地雷を踏むどころか核爆弾の起爆スイッチを踏んだようで相手を怒らせてしまった。
「気にしてたのに~」
彼女は俺を軽く突き飛ばしただけだったが不意な一撃だけに吹っ飛ばされた。
壁に激突して激しい激痛が襲…わなかった。
壁は粉々に崩れ去り、その壁の後ろに大きなカプセルのようなものを見つけた。
カプセルの中には水が満たされており、全裸の女性がその中で浮いていた。
あまり見ないように視線をそらしたら机が置いてあり、冊子のようなものがあった。
その冊子を読んで見るとカプセルの中の女性についてのことがわかった。
彼女を研究していた人間に俺は激しい殺意を覚えた。
なぜなら天族と人間のハーフはどうなるかという実験のために子供を産ませたのだ。
つまりこれは天族の女性に無理矢理子供を産ませ、天族と人間のハーフを作り、その子を実験材料にしたことになる。
そしてカプセルの女性は最後の実験材料だということが記されていた。
産まれた子供は10人ということは実験で9人も死んだということだ。
良識ある人間なら誰でも怒りを覚えるだろう。
その時カプセルの影から一人の男がでてきた。
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