失恋

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「ねえ、大樹。本当に3人で遊びに行こうよ。」 「お前だってダンス、なんだかんだいって忙しいっしょ。二人でいるじかんを大切にしなさいよ。」 「もう、そればっかり!!」 誠は顔を赤くする。 可愛い。 誠が幸せなら・・ それでいいよな。 なんだか毎日が 長くてたまらなかった。 自分の中に空洞が出来たみたいだ。 その空洞は・・誠を想う気持ち。 本当に空っぽに出来たらいいのに。 「よ、大樹。」 シュンだ。 「おう、なんか久し振り。なに、誠?」 「違うって!!ちょっときてよ。」 シュンは俺を ろうかに連れだした。 「なんでお前、こなかったの?」 「さっきも誠に言われた。忙しかったの。それだけだよ。」 「本当~?」 「ってかお前はそれでいいだろう?誠と二人っきりのほうが。」 「そうだけど・・」 「この、正直もん!!」 シュンは座りこんだ。 シュンのさらさらの髪が ふわっと揺れる。 シュンは・・ 男の俺からみてもやっぱ格好良い。
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