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外は夏真っ最中
家から出ればセミが鳴いている
外出れば数分で汗だく
夏なんて嫌いだなと思っている人は少なくないだろう
俺、黒沢 輝 もその1人だ
「暑い…」
高校二年のになった俺は、大学受験のためこの夏予備校に通っている
『大学入るには今のうちに勉強しなさい』
と母に言われているためである
どうせ…顔も合わせたくないだけだろ…?
何が悲しくてこんな汗水流しながら歩いてるんだ
「…ホント、俺は何してんだ…」
…イライラする
今まさに予備校に向かっている時だった
「…のガキ!女だからって調子乗んな!」
黒沢の近くで何やら罵声が聞こえる
ガラの悪そうな青年3人と1人の少女
何なんだよ…ったく
「この俺様に声掛けられたのにも関わらず断るとはどういう事だ!?」
「…うっさいわね、さっさと散ってくれない?…正直ウザイ」
「んだと!?」
「…もうかったりぃ…犯っちまおうぜ」
「だな」
男達は少女の服に手をかける
…何このイベント?
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