ツンデレな｢お姫様｣

全ての始まり

｢ちょ…止め…ッ｣

｢…おいおい、なかなかいい肌してんな｣

｢もう我慢ならねぇ！全部脱がしちまうか！｣

…こんな公衆の面前で何やってんだか

あれが社会のゴミとでもいうやつか…

…人の事は言えないか…

周りは俺と男三人、女の子一人で誰もいない

……はぁ

俺は足元にある空き缶を拾う

…勘弁しろよ、暑い中よ…

黒沢は軽く振りかぶり、缶を投げる

カツン！と良い音がした

黒沢の投げた空き缶が男の頭に当たった

ストライクってとこか

この行動がまさに黒沢の運命を分ける

｢ーったあ、テメェ何しやがる！｣

｢ーとすみません、空き缶あったんでゴミ箱に向かって投げたら当たっちゃいました～｣

｢棒読みで謝られても許さねぇよ！｣

「…謝ったって許さねぇだろ？｣

｢殺す！｣

黒沢に３人は殴りかかる

「…上等だよ」

俺も気分悪いんでな…殴らせて貰うかな…！