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アタシは、初対面の人に接するのが、苦手。
話しを、合わすのも、話しの糸口を探すのも嫌い…
アタシは、オカタイ職場と、まだ談笑しかする事の無い職場に、馴染めなかったが、7階の窓から見える景色を、気にいった。
ちょうど、アタシの席から見る窓の外には、大好きだった初めての男の住んでいた寮が見える。
アタシは数日間、7階の窓から見える寮を眺めながら、思い出の引き出しから、切なさを引っ張りだし、楽しんだ。
アタシの前には、向かい合う形で、慧がいた。
狙って初日に、座った場所が、最終日迄、アタシの居場所になった。
外れた一番、端の席。
これなら、一人会話に混ざらず、浮いていても、気にならないだろう…
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