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「うわ、ガレージ伯爵って上級貴族だったのか。大丈夫だろうな」
上級貴族ってのはその名の通り貴族の中でも上に位置する貴族の事だ。これは、警備も厳重だろうな。見つかったら袋叩きじゃすまないぞ。
それにしてもすごい屋敷だ。庭はドラゴン一匹丸々入りそうな広さだし、屋敷は立派な作りで普通の屋敷が三つ分はありそうだ。塀に囲まれ門には高級な鎧をまとった兵士が二人立っている。
オレは石を拾い屋敷に向かって投げてみた。すると石は塀の上を通り越さず弾かれた。
やっぱり上級貴族ともなるとマジックバリアぐらいは張ってあるか。しょうがない、正面突破だ。
「む!なんだ?貴様。止ま……」
オレは兵士を気絶させると門を開けた。
「なんだよ、立派なのは鎧だけだな。ちゃんと訓練しないとダメだぜ」
オレは兵士の鎧をはがすと自分に装着した。本当にいい鎧だな、軽いし蒸し暑くない。
オレは庭に入り屋敷に向かった。
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