貴族の勝手

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昼の忙しい時間が終わり、オレはみんなの昼飯を作る。パスタが余ったからこれを使おう。 「セイル早く飯、飯、飯」 「うるさいぞウィル、まだ出来てないんだから食堂で待ってろ。お客が来たらどうするんだ」 「分かったよ、飯はまだかなー」 ウィルはそう言いながら持ち場にもどった。しかし客は一向に来なく客がだんだん帰って行きオレは厨房へみんなを呼ぶ。 「そろそろ飯にするぞ、みんなこっちに来い」 みんなは嬉しそうな表情をして厨房に入って来た。昼飯は厨房で過ごすことにしている、お客が来たときみっともないからな。 オレは皿にナポリタンを盛り、カリムはスープを配る。 「さあ、召し上がれ」 オレの言葉を合図にみんなは食べ始めた。 「ふぅ、今日はいつにも増して客が多かったな。ネール、何人ぐらい来た?」 「詳しくは存じませんが百人ぐらいは来たと思います」 「え!百人も来たんですか?すごいですね」 「たしかに今日は多かったよな、ん!このパスタ美味い!」 「イル疲れちゃった、セイルお兄ちゃん、今日はもう休んでいい?」
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