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「無駄に広いな。あいつの妹はどこにいるんだ?まったく、サラマンドラをすぐにかえすんじゃなかったぜ。どこにいるのか全然分からん」
「おい!お前、何そこで突っ立っている」
オレは驚き思わず声を出しそうになった。
「侵入者は二階に逃げ込んだぞ、早くしろ!」
そう言うと兵士は二階に上って行った。
侵入者?誰だか知らないが都合が良い。この隙に妹を探して逃がしてやろう。
「サラマンドラ!」
「おや!ご主人。今度は何だい?」
「人を探してくれ」
「また!?やれやれ、分かったよ」
サラマンドラは不服そうな顔をして火を召喚し帰っていった。
オレはサラマンドラの火を見失わない様に後を追って行った。
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