プロローグ
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自分の時が止まってその他の時間だけが動いてる感覚に襲われた事がある。 道行く人は歩いていて同じ歩幅で歩いてるはずなのに自分だけが一歩も踏み出していないようなそんな感覚。 でも、人の死を目の当たりにした時そんなちっぽけな感覚どこかに吹き飛んでて、消えてしまいそうになる。 時計の秒針の音がやけにうるさい。 同じ歩幅で歩く事が出来なくなった俺はただひたすらに泣いていた。
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