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「わかりました。
とりあえず報告を聞きましょう。」
リリアは椅子に腰掛け、シュラにも椅子に座るように促した。
「…まず、テスラ国は軍備の増強及びに兵の補充を行っております。
我がアーリア国の軍力を100とするならば、テスラ国の軍力は今現在の時点で90です。」
「成る程、まだ私達の方が軍力では上回っておりますね。」
リリアはしばらく俯いたまま黙りこんでいた。
「…シュラ、あなたは私達も軍力の増強をした方がいいと思いますか?」
「…それは私個人の意見を聞きたいのですか?」
「えぇ。」
シュラはため息をついて、淡々と話し自分の意見を話す。
「軍備の増強はするべきであると思います。
軍備に差があれば圧倒的に不利ですからね。
次に兵力ですが、無闇に国民を徴兵をするのは良い案であるとは思えません。
いきなり兵を集めても烏合の衆となり、足手まといになるだけです。」
シュラは間を置かずに、一気に自分の考えを述べた。
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