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「そうですね。
わかりました。
参考にさせてもらいます。」
リリアは何度か頷き、真っ直ぐシュラを見据えた。
「…今日は何の日か覚えていますか?」
シュラはまた表情を変えずに、頷き、リリアの問いに答える。
「忘れる訳が無い。」
「…ですよね。
もう顔は出したのですか?」
「…いや…」
「では、今日一緒に行きませんか?」
「一人で行きます。
もう話しは済みましたか?
済みましたなら私は失礼させていただきます。」
シュラはリリアとの会話を半ば強引に終わらせ、立ち上がって王室を出て行った。
「…シュラ…あなたはあの日から変わってしまった…」
リリアはため息をついて窓の外を眺めた。
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