第三章 模擬戦

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シュラはそのまま兵舎に戻り、夕食を食べた。 「シュラ!!」 シュラが食器を片付けようと立ち上がると同時に、シエルが勢い良く駆け込んで来た。 「どうした?」 「元老院が今夜未明に、テスク国への出兵を決めた!! 総力戦らしい!!」 シュラは食器を流しに入れる。 「…ソウラス国とは?」 「一時休戦の条約を交わしたって…」 「…成る程。」 「…シュラ…支度しろ。 出陣は未明だが、早めに準備を終えるそうだ。」 ロイが入って来て、シュラに指示をする。 「了解。」 シュラは鎧を素早く着て、兜を手に持ち、剣を腰に差す。 「行くぞ。」 ロイが歩き出し、シエルとシュラはロイに続いて歩いて行く。
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