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凛がまだ帰っていないなら仕方ない。
俺は箱に近づくと一気に蓋を開けた。
するとそこには期待を裏切らず赤ちゃんが小さな寝息を立てて寝ていた。
てか橋の下にダンボールで捨てるっていつの時代だよ?
「どうするかな?」
あまりの非現実な現実にクールを売りにしている俺も戸惑ってしまった。
でも……可愛いな。
どうせ捨てたんだったら俺が連れて帰っても平気だろ。
という訳でタイミング良く小雨になってきたので、俺は赤ちゃんを連れて家に帰る事にした。
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