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おいおい、マジ泣きだよ。
よし、ここは紳士的にいこう。
「いや~お前に心配かけたくなかったからさ」
「やっぱり私って……」
うぉ~~~~!逆効果だ。ちくしょう……正直に言うか。
「い、いや~実は見つけた時真っ先に電話したんだけど俺、凛の携帯借りてたから繋がらなくてさ」
俺は恥ずかしかったけど全てを語った。
するとそれを聞いた凛はすぐさま勝ち誇ったように笑っていた。
例えるならふっふっふ……小物がぁ!と魔王が勇者を見下すような感じ。
「そんなに顔を上げると鼻毛見えるよ」
俺の優しさも奴の前では意味もなさないようで、鉄拳制裁により無理やり黙らされた。
ったく……冗談のきかないヤツめ。
「それで私に何を手伝ってほしいの?」
あれ、俺の聞き間違いか?
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