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店の中でも道中に引き続きかなりの視線が集まった。
そらまぁ世間では十四才の母だなんだ言ってる世の中だろうけど、実際に見たらそれはそれは珍しい光景だろう。
実際俺が見てもかなり焦ると思うしな。それにまず制服はやばかったな。私たち目立ちたいんです!ってみんなに言っているようなもんだ。
しかし周りの人から見たら俺の嫁にあたる凛は恥ずかしがる素振りを全く見せず、むしろその名の通り凛としていた。
少しぐらい気にしてくれたっていいのにな。
でも俺は負けない!
いつか絶対に凛を振り向かせてみせるんだ!!
俺は拳を構えて静かに闘志を燃やしていた。
「何してるの?もう着いたけど」
だがそれはどうやらまだまだ先になりそうだ。
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