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それからしばらく歩いて俺達は俺の下宿先に着いた。
……え、知らなかった?
俺、朝とか起きられないから下宿しているんだよ。
凛は頑張って地元から来てるんだけど。
それはいいとして、俺がさっさと部屋に入ろうとしたら……凛がまだ帰っていなかった。
「どうしたの?」
これは俺が聞かなきゃいけない空気だと思って、聞いたんだ。
「…………上がっていぃ?」
そしたらね、最後なんか聞こえないぐらい小さな声で凛がこう言ってきたんだ。
「……え?」
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