拾ったのは犬でも猫でもなく赤ちゃんでした

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「おいおい凛さんよ、俺はまだ何も言ってないぜ」 流石にそれには俺も凛の事見下すように鼻で笑った。 「携帯鳴らしたいから私の携帯貸せって言うんでしょ?」 しかしそんな俺を遥か高みから見下すように凛はそう言った。 いや、そんな事より……あなたは超能力者ですか? 「分かってんなら頼むよ!」 だが物事の切り替えにおいて最速の俺はそんな事は気にしない。 逆に分かっているなら話は早いとここぞとばかりに畳みかけた。 「嫌」 「お願いします!」 「絶対嫌」 「そこを何とか!」 「死ね」 「……(泣)」 ――――…… 何度も何度も凛との激しいやり取りを繰り返した結果。 吉野家で手を打ちました。 ……ははは、安い女だぜ。
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