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彼女の体は3ヵ月間でみるみるうちに蝕まれていった。
僕は彼女のことが心配でならなかったが、彼女はいつもこぉ言った。
私が学校にいけてない分、あなたは学校を楽しんできて。そして学校の楽しさを教えて。
僕は、言われた通りした。
毎日彼女に会いに行き、その日あったことを全て面白おかしくはなした。
それが今自分に出来る彼女への一番のことだと思ったから…
でも不安でしかたなかった。
毎日顔をあわせるたびに、彼女の笑顔からは、元気がなくなっていく。
でも僕が心配する素振りをみせると、いつも平気と言ってみせた。
強がりとわかっていたが、僕にはどぉすることも出来なかった。
いやする勇気がなかっただけかもしれない………
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