キャッチボール
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「キャッチボールしよう!!」 「え?」 久しく使っていなかった倉庫を片付けて数時間、いきなり君が言った。 「別にいいけど。ボールは?」 「あるよ!」 そう言って僕の顔にボールを突きつける。 「さっき見つけたの。 ね。いいでしょ?」 そして君はすたすたと外に行ってしまう。 「ちょっと待って!」 僕はそう言って さっき出てきたグローブを二個つかむと君の後を追った。
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