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夕焼けが終わってもキャッチボールは続いていた。
この公園はライトが点くのでボールが見えないなんてことはない。
ライトに映し出される君はちょっと飽きた顔をしていた。
そろそろ終わりかな、と投げた後に腰を浮かせたら、
君はなんだか思いついた顔をしていて
そしていきなりコントロール無視のカーブを投げてきた。
「取れるわけないだろう!」
そう言いながらも僕は必死で取った。
「取れないと思った。」
君は驚いた顔をする。
僕は少し苦笑いして、取ったボールを君が取りやすいように投げた。
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