【32】エピローグ

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「さあ、召し上がれ……【銀の雨】」 射手は不在のまま、宙に浮いていた無数の弓が一斉に銀の矢を射た。 「【速刻】」 時属性により急加速した時王。 豪雨の如く降り注ぐ矢の大群を避け、時間凍結の効果で無防備な状態のレンに向かって駆け出す。 「おやおや、無視はいけませんよ。 ライター・コード  管理者法典十一番【寂しがりのラムダ】」 アルドの足元に銀色の魔陣が展開する。 中央には“λ”と刻まれた銀色の石版が出現した。 「……!?」 途端、謎の引力が時王の身体をアルドの方へ向かわせる。 自らの意思とは無関係に足が勝手に動き出した。
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