アルドとレンの座談会Ⅲ

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アルド「では、少々我々について語らせていただきますか」 レン「まず、我々“管理者”についてお願いします」 アルド「“管理者”というのは読んで字の如く、世界を管理する者、という意味ですね。 世界における力均衡を維持し、同時に“枢機卿”の命を受け、物語を“記録”します」 レン「“枢機卿”は“時”そのものが人として具象化した姿、でしたよね」 アルド「そうです、無数存在する世界、そのどこにも属さない“原核”に住まう、“時”を司る三人……まあ、この辺りの話はまたいずれ。 とにかく、我々が世の理から外れた存在だと認識していただければ幸いです」 レン「そうですね、でないとエピローグの暴れ具合が……」 アルド「あれも時王が重罪を犯したから、全力で戦えただけですけどね。 普段は“制限”がかかり過ぎて何も出来ませんし」
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