ある朝目覚めたら僕は猫になっていた

朝

寝ていたベットから飛び降りると、ぐぐっとお尻を上げて猫背の背中を伸ばす。

そして、見慣れた自分の部屋を眺めた。

いつもよりも低い視線から見る自分の部屋は、今の僕にはとっても大きく見える。

いつも座っている勉強机に、参考書だらけの本棚。

洋服ダンスに、扇風機と、去年亡くなったお祖父ちゃんが買ってくれた地球儀。