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考えても思い浮かびそうになかったので諦めて、
僕は小さい頃によく行った河原に行く事にした。
ここが裏道なんだよね。
小さな体で僕はすいすいと歩いて行く。
この丘を越えた先。
見えた……。
幼い頃の記憶の姿のままの河原がそこにはあった。
優しいせせらぎの音に
川を流れる綺麗な水に
柔らかな空気。
僕は河原へと近付き、水へと口を付けた。
━━ピチャピチャ
冷たくて清らかな水が、僕の渇いた喉を潤した。
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