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秋天の陽炎/金子達仁
秋天の陽炎/金子達仁
2001年5月31日発行
文藝春秋社
★★★☆☆星3つ
99年11月に悲願のJ1昇格を懸けた大分トリニータの最終試合。いわゆる舞鶴橋の悲劇。
選手、監督、審判、社長への取材と試合展開を混ぜながら進めていく金子達仁の典型的で、面白いやり方で作られている本です。
現柏の石崎監督が、トリニータを率いて前年まで所属していたモンテディオ山形との最終戦を戦い抜くドラマ。
世紀の誤審のようにも素晴らしいジャッジにも見える笛を吹いた越山賢一主審が起こしたドラマ。
若きGK小山健二が潰されそうになったプレッシャーと闘うドラマ。
元韓国代表のチェ・デシク主将の大分での葛藤のドラマ。
Jが好きな人なら懐かしい名前がたくさん出て来る名作です。
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