新生活。

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完全にビビった私は 自然と背筋が伸びた。 そして長く続くであろう 校長の話を聞いているフリをした。 「ねえ。」 隣の子が話しかけてくる。 私「…何?」 「今日何時に帰れんのかなあ?知ってる?」 私「わからない…。昼過ぎには帰れんじゃない?」 「話長いんだよ。誰も聞いて無いよな-。」 思ったより可愛い声で 優しい笑顔を見せる。 「私、裕美。あなたは?」 「真実香。」 「よろしくね。」
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