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「なかなか顔はいいじゃないですか、歳は私と同じくらいでしょうか?」
フードをとると少し長い赤い髪をしていて顔は整っていた。
「まぁ性格が気になる所ですね…」
そんな事をしているうちに屋敷に着いたようだ。
フェイ達は門の前に馬車を止める。
「爺、この方のことは父様には内緒ですよ。もし父様に知れたら……」
フェイは一瞬暗い顔をしたあとプルプルと横に顔を振り爺に話かける。
「分かっておりますとも。お部屋はどうなさいますか?」
「ひとまず私の部屋に」
そして爺が少年を抱き抱え、フェイは自分の荷物を持ち屋敷の玄関まで歩いて行く。
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