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三人は完全に少年を見失ってしまったようだ。
「くそ!逃げられたか…」
視力が戻ったようで三人は地上に降りて周りを見渡す。
「仕方ない……引き返すぞ」
そう一人の男が言うと三人はグリフォンに乗り闇へと消えて行った。
「ふぅ…何とか撒けたようだな…」
少年は息を整えながら大木の穴から出て来る。
「今ので閃光弾も無くなった…、次は逃げ切れないか…日も昇ってきた……場所を変えるか…」
と少年は立ち上がり歩きだそうとするがバタっと倒れてしまう。
「夜通し逃げてたから体力が……く……そ、視界が……」
少年はそのまま気を失ってしまったようだ。
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