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それから、日曜までは あっという間。
仕事も忙しくて 空ともあまり話ができなかったが、快晴とは時間をみつけてメールをやり取りしている。
もしも迷子になった時の為と変な口実をつけ、ケータイ番号も教えてもらい、上機嫌。
土曜の夜は ウキウキしながら 服やアクセ、バックや靴を選んでいた。
“いよいよ明日。いよいよ明日だぁ”と月は想う。
けれども、不安も期待も入り交じり かなり動揺も隠せない。
最近は笑う事も増え、表情が穏やかになりつつある月。
少しずつ 少しずつ 快晴に惹かれ始めている…。
そんなことは考えてもおらず、ただ ただ夢中になっていた。
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