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次の日──。
河原へ行くと、セツナがいた。
『セツナ! おはよう』
「やぁ、隼人。今日も来たのかい」
隼人はセツナの隣に腰掛けた。
『じいちゃんに、ここに呼び出されたからさ』
「へぇ、そうなんだ」
流れる雲を眺めながら、2人は語り合った。
しばらく話していると、足音が聞こえた。
その方向へ目をやると、木刀を2本担いでこちらへ向かってくる祖父の姿が見えた。
「よう隼人。ちゃんと来たみたいだな」
『じ……じいちゃん? どうしたの?』
「その脇に居るのが……神猫か?」
セツナが祖父の方を見て一言。
「隼人のじいさん、かなり勇ましいな」
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