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「確か……名はセツナといったな」
「あれれ、なんで知ってるんだい?」
「隼人から聞いたんだ。ホントに実在したんだな……神猫よ」
「隼人のじいさん、名前は?」
「陸奥……紫電。しばらくの間隼人に稽古をつけるから向こうに行っててくれ」
「イヤ、口出ししないから見学させてもらうよ」
「そうか。さぁ、隼人……この木刀を持て。みっちり稽古してやるから」
『け……稽古ぉ? 何でいきなり……』
「理由はそのうち話すさ」
そういうと紫電は、担いできた木刀の一本を隼人に渡した。
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