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「とりあえず破砕の地龍と宿木の守護者に業務は任せる。あの二人ならば問題はないだろう?」
「問題がないわけではありませんが……万が一なにかあっても何とかなりますね。
どうして何かあっては困るんですか?」
さっきの発言で気になることを聞いておく。
「古の狂い神を封印した、初代ギルドマスターの属性を知っているか?」
「いえ、知りませんが」
突然の問いかけにクリスはわけがわからないまま答える。
この質問がクリスに一体何をもたらすのかは謎だらけだ。
「そうか。代々のギルドマスターにはもうひとつ伝えられてきたことがある」
クリスは黙ったままだ。
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