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「ええ」
「…………わかりました。そこまで根拠があるのなら信じましょう。
ただし、ぎりぎりまでこのことは伏せておいてください。
煩わしいことは嫌なので」
しぶしぶといったようにクリスは認める。
「では、私が行くことも認めてくれるな?」
「しょうがないですね、認めます。
ただし、自分の身くらいは自分で守って下さいね。それが条件です。
腕が落ちていたら怒りますよ」
クリスはケインがしばらく任務へ行っていないのを知っているからかそんなことを言う。
「わかっているさ。トレーニングはしていたからな。
いつから行く?」
「貴方の引き継ぎが終わったら。早いうちに済ませておいて」
クリスはそれだけ言って部屋を出た。
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