僕の狼

2/5
35人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
          「あーぁ 痛いなー、痛いなぁー」     「っるせーな!少しは黙ってろ!!」   バルドは赫頭巾を怒鳴り付けた     「僕の手を踏んだのはどこのどちら様でしょうかー」   赫頭巾は椅子に座り偉そうに足を組みバルドに冷たい視線を向けた   「あのままお前をほっとけってか?冗談じゃねぇ 気の狂った奴なんか喰いたかねぇ」     「僕も貴方に食べられるなんて死んでもお断りです」     にこりと微笑みバルドを見る   バルドは言葉に詰まり黙り込んだ   「どうしたんですか?」    
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!