闇夜のgene

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赤い月をなぞる指先に伝う血を 濡れたその唇にそっと流す   燃えるような恋に身を震わせ、溶けるように   夜を宿したgene 奮え その身を焦がす 囁くよりも静かに溶け出したライン 夜を紡いだドレス 狂いそうなこのライン 何よりも綺麗だ 闇夜のgene   バラ色のワインをそっと口に含む   燃えるような恋に身を震わせ 溶けるように   闇を宿したgene 奮え その身を焦がす 囁くよりも静かに溶け出したライン 闇を紡いだドレス 狂いそうなこのライン 何よりも綺麗だ 闇夜のgene   静かな夜に零れ落ちる小さな鼓動がすべてを燃やす   お前の弱くてか細いその声と まざりあうような声で囁きあおう ささやかな夜に今夜燃え尽きるように 夜を彩る闇に二人溶けてゆこう
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