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理事長室を重い足取りで出て、鍵をかけて生徒会室に向かった。
生徒会室の前まで行くと、中から晴香と翔の笑い声が聞こえた。
晴香も翔も、人の動きに敏感だ。
晴香には話しをできるけど、翔には話せない。
隠さなければ、今の動揺を。
ドアノブから手を離し、その場で深呼吸をした。
ドアノブが回り、顔を出したのは晴香。
ハルカ「やっぱり、優大だ。」
ユウタ「遅くなったな。」
ハルカ「さっき職員室に行ったけど、いなかったから、どうしたんだろうって、心配してたんだよ。」
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