三年生

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予定どおり、一時間で終わらせて、理事長室を出た。 日頃の疲れがたまって、体調が悪いのは確かだ。 しかし、親父がいない為に、やらざるおえないとは言え、だんだん体も、気力も耐えられなくなってきている。 そのために、執事の吉田さんにバイク通勤を禁止されてしまったから、車を呼ばなければならない事はわかっていたが、桜を見たくて、門まで歩いた。 桜も終わりの時期だな。 そんな事を考えながら、見上げていた。 そぉか、初めて元宮に会ったあの時から、好きだったのかもしれない。
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