プロローグ

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桜木学園高等部の入学式前日、俺は職員会議に出席する為に登校した。 だいたい、理事長をやっていた親父が逃げ出したから、今年から理事長就任させられた。 俺の秘密を守る為にも、俺が就任するしかなかった。 でも、サボりたい時にはサボれると言う事で。 白い門をくぐると、大きな桜の木がある。 じぃちゃんの大好きな桜の木。 大きく枝を広げ、影を作る。 そして、春の優しい風が桜の花を舞わせている。 ユウタ「綺麗な桜。」 俺は桜を見上げていた。
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