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二年前の事を思い出した。
ユウタ「別に気にしてない。」
イッセイ「悪かったな。」
俺はこの場から離れたい思いと、桜を見ていたい思いに挟まれていた。
ユウタ「別に。じゃ、俺、帰るわ。」
俺が門に向かおうとした時、急にめまいを起こした。
イッセイ「大丈夫か?」
ユウタ「あぁ~。」
掴まれた腕だけが熱いような気がした。
俺は携帯を胸ポケットから取り出そうとした時、その腕も掴まれてしまった。
ユウタ「車を呼ぶから。」
イッセイ「送っていくから、待ってろ。車を門につける。」
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