閉じ込められた姫君…。

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何時か…逃げ出してやる…。必ず!! 「逃げ出そうと思うのは…勝手だけど…、逃げられると…思って?」 「!!」 「私の…息子も大きくなるわ!!そしたら…出してあげてもよくってよ?オッホホホ!」 「………。」 それを待つ訳ない…。その前に…出てやる。 「では…また来る。」 「じゃあね?私の可愛い娘。」 「…はい。お父様…お母様…。」 私は無論…あの女を母だとは思っていない。 私のお母様はすごく優しい方ですもの…。 お母様が居なくなってから…急にあの女が来た。いきなり私の部屋に来たと思ったら…閉じ込められた。 なんて奴だ…。 早くここから出たい…。 みんなに会いたい…。 お母様……。 ここで死にたくはない…。
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