0人が本棚に入れています
本棚に追加
それは、事実。
ただそれだけ。
誰が言ったとか、どういう流れでとか、そんなこと覚えていない。
もしかしたら僕では無いのかもしれない。
勝手な想像かもしれない。
でも、確かめる術なんか無い。
『あんたが産まれてから母さんの具合悪くなったんだよ』
いつまでも、脳裏に焼き付いて離れない言葉。
誰が言ったのか、きっと他意は無い。
ただの事実。
じゃぁ僕は、産まれてこないほうが良かったの?
僕はいらない子?
僕の存在意義は何?
僕、いないほうがいいのかな?
傷ついたりしない。
傷ついたとか思わない。
痛いのはきっと…
好きだから。
大好きなんだ本当は。
この腐りきった世界の全てが。
だからお願い、否定しないで。
僕を否定しないで。
最初のコメントを投稿しよう!