●1話●

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【夕方、外】   柊斗 「おい~、本当に行くのかよぉ?」  苺華 「持って来た本人がそんなでどうするのよ!」   木葉 「ごめんなさい、三春くんに風鈴ちゃん。巻き込んでしまって…」(申し訳なさそうに)   風鈴 「僕はいいよっ☆冒険心が高鳴っていくからね!」 (ワクワクしながら)   柊斗 「なんだソレは…」 (呆れ)     苺華 「あ、ここじゃない?この手紙に書いてあるところ」   柊斗 「おい苺華、もう一回手紙読んで」   苺華 「(面倒くさそうに)えー…、『お前の親友を預かっている。返して欲しければ指定した裏路地に来い。』だって」   柊斗 「お前の親友って誰だよ!あ、まさか俺!? いや、恋人候補だよな?」(ニヤリと笑い)   苺華 「んなワケあるか。 柊斗ここにいるし。 ん…?この手紙、もう一枚小さいのがある。」   木葉 「あ、本当。えーっと…『もう一つの世界が開かれる時、必ずや君たちを……』」   風鈴 「曖昧な文だねぇ。なんか僕たちがトリップしちゃうような?」
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