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その改造された単車達が爆音を奏でながら、やがて、翔や俊介がいる公園へと、入ってきた。
俊介「…待ってたぜ、おまえら♪」
この日の翔や俊介の行動を発端に、全ての歯車が徐々に動き出していく事となる。
だが、元々のコトの発端は、やはり、俺と義成が対峙したあの日…。
そう考えると、元凶は俺なのだ。
しかしながらこの時の俺はまだ、俺の知らない所で起きているコトの全てを、知る由もない…。
同じ頃、義成は部下である、茂明(しげあき)と話していた。
義成「茂明、状況はどうなってる!?」
茂明「はい。武良(たけよし)から先程、連絡がありまして彩菜って女を捕まえたので、その女をうまく使うと言ってました。」
義成「ほぅ…。それじゃその女をうまく使って、連中を誘い出せ。ところで俺の腕をやってくれた、佐藤って奴の居所はまだ、掴めねぇのか!?」
茂明「申し訳ありません。まだ、佐藤刹那の居所は掴めておりません。しかし、田崎龍平、前田智史の情報は徐々に…。」
義成「分かった。茂明よぉ、油断して足元を掬われんじゃねぇぞ?」
茂明「はい!!」
義成「また、何かあったら連絡よこせ。じゃあな。」
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