最終決戦

2/105
前へ
/112ページ
次へ
優奈がこの世から去って間もなくは、まだその現実をうまく処理が出来ない日々を、過ごしていた。 また、優奈からの電話やメールで、携帯が鳴るんじゃないか?…って、そう思っていた。 それはもう、有り得ない。 現実的に有り得ない話だ。 だって優奈は、もう…。 俺「…という話です。」 組長「…ほぅ、そういう事か…。ようやく話が見えてきよったわ。」 そんな日々を過ごす俺はある日、○○会△△組の組長に呼ばれ、優奈の話をした。 読者の皆さんの記憶にあるだろうか? 義成が所属する○○会□□。 実は○○会△△組の組長と義成は、同系の組…つまり、会社で例えるなら、同じ系列の社員同士。 …ということになるのだ。 組長「それでか…。最近、騒がしいのは…。」 俺「やはり…」 組長「おまえ、探されとるぞ。」 俺「やはり…。」 組長「おまえの他に、ふたりいるが…な。」 俺「…ふたり!?」 組長「ふたりは県外の人間だ。知っとるんじゃないのか?」 俺「…心当たりは、ありますが…。」 俺がそう返答すると、組長は顔をしかめた。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

295人が本棚に入れています
本棚に追加