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翔「はぁ?知らねぇし。つーか、俺だって人捜してんだって…。」
そんな翔の言葉など聞こえていないかのように、声を掛けた男が独り言をボソッと、呟いた。
男「彩菜さん、見失っちまったか…」
翔「!?…アヤナ!?」
翔は男の独り言を、聞き逃さなかった。
翔は男の胸ぐらを掴み、問い掛けた。
翔「おい、今、彩菜って言ったよな!?」
男「おいおい、いきなり何だよ💦…彩菜って言ったのが何か関係あんのかよ💦」
翔「大アリも大アリよ!!…ギャル系の服着た女の子で彩菜って言ったら、多分、俺の女だ…。」
男「俺の女?…ん?…あんちゃん、名は?」
翔「翔。…牧野翔だ。」
男「マキノ…カケル……牧野!?…って、もしかして姉ちゃんいるだろ!?」
翔「あ、あぁ…。」
男「姉ちゃんの名前、優奈って…」
翔「!!…あんたは?」
男「俺は眞木、眞木圭輔ってんだ。う〰んと、龍平さん、田崎龍平さんの後輩で…」
翔「失礼しました!!」
翔はそう言いながら、手を離して頭を下げた。
翔は姉の優奈や彼女の彩菜から、龍平や圭輔、悟や里沙の話を聞いていたのである。
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