そのときは僕に

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「君、何してるの」 「あなたこそ、何をしているんですか」 とても綺麗な、僕より年上の女の人がいた。 「ねぇ、行くとこないんなら、僕のところで働かない?」 「・・・・・・」 あのときの君は、やつれていて、全てを拒む目をしていたね。 「ねぇ、聞いてるの?」 「・・・・・ん」 「え?」 「ご飯をいただけるなら」 あぁ、餓えているのか。 「いいよ。そのかわり、ちゃんと働いてよね」 「はい」 ここから、君と僕の生活が始まった。
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